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坂本龍馬を代表として

さて、最後に高知県のその歴史について詳しく説明を加えて、高知県の紹介を終わりとしたいと思います。高知県は古くは土佐の国と呼ばれて、「雄々しい国」とされていました。土佐犬という犬種が闘犬に使われていることからも、そのイメージの一端を知ることが出来るかも知れません。そんな土佐の国にあった歴史的なものといえば、紀貫之の『土佐日記』を挙げることが出来るでしょう。その冒頭文の「男のすなる日記(にき)と言ふものを、女もしてみんとしてするなり」という文章は非常に有名ですね。現代語訳すると「男がするという日記を、女の私もしてみようと思ってしてみる」という意味になりますが、紀貫之は男です。また、この冒頭文が書かれた背景には、何も紀貫之がオカマだったとかそういうわけではなく、和文は女性のものであったというイメージがまだまだ強い時代であったからというものがありました。ひらがなは女言葉と呼ばれていたので、それを使った文章を男として書くのは不自然であったという考えがあったのでしょう。その証拠に、漢文で書かれた冒頭文もあり、そちらは女性に仮託して書かれていません。この土佐日記は、京都での仕事から解任された紀貫之が、故郷である土佐の国に帰る様を日記として付けたもので、その日の天候であったり、船が出ないといったような内容など、かなり日記としての要素が強い文章であると知られています。 また、この土佐の歴史を語る上で避けては通れないのが、明治維新の立役者である坂本龍馬の出身地であったということでしょう。幕府を仇敵とする長州藩に味方し、元はといえば親幕派であった薩摩藩の西郷隆盛と結んで薩長同盟を成立させ、見事倒幕をなした「接着剤」的な役割として知られています。「日本を洗濯する」という強い意思と、自らから動いたことによって英雄視され、今でもなお強い人気を残しています。

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